最近人気のリノベ~スケルトンリノベーションとは?
「骨格」という意味を持つスケルトン。
スケルトンリノベーションでは柱や壁などをいったん取り払い、骨組みが見える状態にしてから作り直していきます。フルリノベーションなどとも言います。
スケルトンリノベーションは、最近、人気のリノベです。どんなメリットがあるのでしょうか。
今回は、リノベでよく聞く“スケルトン”についてお伝えしていきます。
スケルトンリノベーションだからこそのメリット
まずは、「スケルトン」だからこそのメリットについてご紹介します。
工事中に天井や床下にも目が届く
床下や壁、天井内部にも目が届くので、劣化した古い配管や配線を新しくできます。
一般的なリフォームと違って、骨組みを出すことで住宅内部の劣化まで気を配れるというメリットがあります。
基礎が傷んでいた…というときは、コンクリートで補強したりなど、より安全な住まいにもつながるでしょう。
間取りを大きく変更できる
スケルトンリノベーションなら、間取りを大きく変更できます。
昔のお住まいは「台所・食堂・居間」と6~8畳ほどの空間がそれぞれ独立しているケースも多いですよね。「この柱がない方が便利」「壁がなければ大空間になるのに…」と思うかもしれません。
スケルトンリノベーションならつなぎ合わせて大きな空間、「LDK」にすることもできます。
古いお住まいも、スケルトンで現代風の使い勝手の良い空間に生まれ変わるでしょう。
断熱性が高まる
柱や壁を取り除けるスケルトンリノベーションは、断熱性を高めることができます。
断熱性能が不十分な築年数の古い家は、お住まいになられている方が「夏に暑い・冬に寒い」という不満を感じやすいケースが多いです。
今でこそ、断熱性を重視した家づくりは一般的ですが、昔の建築では断熱性はそれほど重視されていなかったからかもしれません。「断熱材が薄い」、ひどければ「断熱材が入っていない」などというケースもあるでしょう。
スケルトンにすれば、床下や壁内の状態も確認できるので、近年の家づくりで導入されている「厚手」「性能の良い」断熱材を入れて住まいを快適にできます。
スケルトンリノベーションには注意すべきポイントも
スケルトンリノベーションで注意したいのは、柱をむやみに取り除けない点です。
建物は、建てた時点で「構造上重要な柱」がありますが、それを撤去するのは危険です。
築年数が古い住宅のなかでも、シロアリによる腐食が起こっているケースは、スケルトンリノベーションには不向きなケースも多いです。
特に、柱など内部の木材はふだん目につかないために劣化に気づきにくい部分。腐食がひどい場合は修繕できますが、「それならば建て替えをした方がいいかも…」という選択肢もあります。
躯体の状況をしっかりチェックしつつ、どちらを選択すべきか慎重に考えましょう。
また、マンションではそもそも大がかりなリノベーションは難しい点もあります。マンションごとに規約が異なるため、きちんと確認することが大事です。
スケルトンリノベーションは、一般的なリフォームよりも大がかりで工事期間は長くなります。
スケジュールは余裕を持って進めていきましょう。
スケルトンリノベーションがおすすめのケースとは
家族が増えて部屋数を増やしたいときは、スケルトンリノベーションがおすすめです。
もともとの広さや廊下、水回りの配置など、状況を加味しながら部屋数を増やすこともできるでしょう。
二世帯で暮らすことになったときは、スケルトンリノベーションで家族みんなが暮らしやすい間取りを叶えることも可能です。
また、昔の家は動線が悪いケースがありますよね。
たとえば、近年みられる「ランドリールーム」「ファミリークローゼット」などは昔にはありませんでした。
洗濯物を洗ったら2階のベランダまで持っていく、それを一人一人の個室のクローゼットに運ぶ…という動線は複雑。家事をするための動きが多くて時間がかかってしまうかもしれません。
そこで、スケルトンリノベーションで「洗濯機を置いている洗面所の隣にランドリールーム」「皆が使いやすい1階にファミリークローゼット」などの工夫をすることで、日々の家事の動きもスムーズになるでしょう。
まとめ
壁や床を剥がしてリセットして行うスケルトンリノベーション。
お住まいの内部にまで目が届くので、配管や電気配線が古くなった箇所を見つけて補修、断熱性能を高めることもできます。部屋を広くする、部屋数を減らすなどの間取りの変更も可能です。
お住まいを少しずつ解体しながら、リノベーションしていくため、一般的なリフォームよりも工事期間は長く、注意しなければならない点もあります。
山梨のミスターデイクでは、お客様と綿密な打ち合わせをしながらご希望をうかがってまいります。不安な点は遠慮なくご相談ください。
リノベーションには、「壁紙の張り替え」や「新しい設備への入れ替え」など躯体に手を加えずに表面的に改装しつつ、雰囲気をガラッと変える方法もあります。
また、山梨のミスターデイクでもリノベーションのご相談をよくいたがきますが、「建て替えと迷っている」という方もいるでしょう。コスト的な観点からスケルトンリノベーションを選ぶ方もいらっしゃいます。
「スケルトンリノベーションと建て替えでお悩みのケースでも、ぜひともご相談ください。まずは、お客様のお住まいの現状を調査し、ベストな提案をさせていただきます。