出窓をなくすリノベーションは可能?
お住まいのデザイン性がアップする出窓。おしゃれで洋風な演出ができる出窓ですが、意外にもデメリットとなる部分もあります。
出窓をインテリアとして活用できればいいですが、なかには「使わないからなくしたい」とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
山梨のミスターデイクにも、お住まいのリノベーションしたい、出窓をなくせるのだろうか…というお問合せをいただくことがあります。
今回は出窓のデメリットや、リノベーションの際にどういった方法があるかについてお伝えしていきます。
出窓とは?
出窓は、建物から出っ張った窓のことで、台形や三角などの形があります。外から見るととても可愛らしい印象です。
出っ張りの室内側のスペースは好きなインテリアを飾っておしゃれ。日当たりも良いので、植物を置く方もいます。
出窓にデメリットを感じることも
おしゃれで可愛い印象のある出窓ですが、デメリットが気になってリフォームを考える方も多いです。
デメリット1:結露問題
室内よりも少し出っ張った空間になる出窓は、熱や冷気がこもって温度差が生じ、結露が起こりやすいです。ただ、植物やインテリア、カーテンなどで結露が起こっても見えづらく放置しているケースもあるでしょう。窓枠やカーテンにもカビがいつの間にか発生していることもあります。
また、昔の複層ガラスはそもそも性能が今よりも劣っていることに加え、経年劣化により「内部結露」が起こっているケースも多いです。白い粒のようなものがたくさんガラス内部の端に溜まっていることもあります。せっかくのお洒落な出窓も、少し残念な見た目になってしまいますね。
デメリット2:強風時に怖い
外壁から出っ張っているため、出窓は風の影響を特に受けてしまう箇所です。
出窓の向きや周辺環境によって、強風時の音の強弱も変わってくるため一概には言えませんが…。
風が吹くと、音が鳴る、ガラスがガタガタ揺れて怖いと感じている方もいるのではないでしょうか。
リノベで出窓をなくすことも可能
ひとくちに「出窓」とは言っても、サイズ感は異なります。出っ張りが小さめの出窓もあれば、結構大型の出窓もあるでしょう。
出窓を撤去するときは、窓枠や窓周辺の解体をともないます。外壁・内装ともに一部撤去するため、窓枠周辺に違和感が残らないような丁寧な作業をしなければなりません。
そこで、リノベーションで内外装ともに手を加えるようなタイミングもおすすめです。
ケース①:出窓⇒ただの窓にする
出窓の出っ張りをなくし、フラットな一般的な窓にする方法があります。出っ張った部分を外側からカットし、外壁の一部にも手を加えていきます。最終的には、目立たないように補修するため、難易度の高い工事です。
ケース②:出窓をなくす⇒壁にする
出窓(ガラス・窓枠)そのものをすべて取り払い、窓をなくして「壁」にする方法もあります。
窓がなくなる場合、お部屋が暗くなってしまう可能性もあります。ほかの窓との位置関係なども含め、慎重に考えることが大事です。
ケース③:内窓を取り付ける
出窓には手を加えずにそのままで、内側に“内窓”を取り付けることもできます。
内窓を取り付けると窓が二重となって「断熱性&防音性」がグッと高まります。外側からの作業が不要のため、足場いらずです。
また、内窓の取付は、条件を満たせば「先進的窓リノベ2024事業」で補助金の対象となる可能性があるので要チェックです。
まとめ
出窓はとてもおしゃれな雰囲気を持つ窓です。窓辺に観葉植物や雑貨を置いて、インテリア性も高められます。
ただ、結露によって見た目を損なっていることや、風の強い日に音が気になることなどのデメリットから「出窓をなくしたい」とリノベーションを検討している方もいるのではないでしょうか。
「出窓をなくす」と聞くと少し大がかりなイメージがあるかもしれませんが、内窓取付なら内側だけの工事で済むため、比較的取り組みやすいかもしれません。断熱性や防音性が高まるため、寒さや音にお悩みのときは効果的な方法と言えるでしょう。
出窓そのものを撤去したいときは、間取り変更や外壁張り替え、内装など、お住まいを全体的に変えるリノベーションとあわせてお考えになるものおすすめです。
山梨のミスターデイクでは、リノベーションにて出窓をなくす工事も承っております。
お住まいの状況によって、どんなプランが可能かも異なってきますので、まずはご相談お待ちしております。